日本茶の八割近くは「やぶきた」品種、やぶきた茶!

現在、国内で製造されている日本茶の八割近くは「やぶきた」という名前の「品種」になります。

よく「やぶきた茶」などと呼ばれますが、お茶にもお米のように品種があり、多くの生産家が、「やぶきた品種」を全国で製造されています。
ですから、お気に入りのお茶もそうでないお茶も実は「やぶきた茶」かもしれません。

では、同じ品種なのになぜそんなに味覚がいろいろ違うのでしょうか?

なぜなら、お茶の味はその土地の風土によって作られるから。
同じ「やぶきた品種」でも静岡で作るのと、鹿児島で作ると福岡八女では土壌の違いや気候によって味覚が大きく変わりますし、作る生産農家の畑の育て方でも大きく違うのです。

日本茶の二大産地  静岡と鹿児島、香りの福岡八女

日本茶の二大産地は、静岡県と鹿児島県です。静岡県で全体の約40%、鹿児島県も2021年には約40%近く製造しています。そして生産量は少ないですが香りのあるお茶を作る福岡八女のお茶が当園ではオリジナルのお茶として製造しています。

静岡県で八割近くが「やぶきた品種」を製造しております。そして生産方法の特徴としては、「露地栽培」が中心です。

鹿児島かぶせ栽培 静岡露地栽培
 
 
福岡八女かぶせ栽培

鹿児島県では「やぶきた品種」が5割で、後は「ゆたかみどり品種」や「さえみどり品種」「あさつゆ品種」など他品種を製造していて、「かぶせ栽培」が特徴のひとつです。八女は玉露で生産量NO.1産地なので、かぶせ茶が中心です

「露地栽培」と「かぶせ栽培」で同品種でもお茶の味覚が違います。
そして生産地でお茶の作り方にも違いがあり味覚も違うのです。

各産地の味覚の特徴は実際に飲んで比較することをおすすめです。
どの産地の「やぶきた茶」なのか?または、どの産地のやぶきた品種以外のお茶なのか?
いろいろ飲み比べてみて、ご自分の好みを探してみてください。
当園では、「しゅんぽうカフェ」で実際に飲みくらべることもできます。

ぜひご来店いただいてお客様お好みをお伝えいただければ、お好みにあったお茶を一緒にお探しいたします!
お好みの日本茶を探求することも日本茶を味わう大切な魅力の一つです!

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